本当は人権理事会に関するコラムを書こうと思ったんだけど、
同じアムネスティの記事でこんなんがあったからこれはサッカー好きの私としては書かなければなりませぬ。
世界的なイベントの裏には犯罪が暗躍するようです。
アムネスティ・インターナショナルは、今夏ドイツで行なわれるFIFAワールドカップ開催中、性的搾取を目的とした女性や少女の人身売買が増加するのではないかと危惧しているそうです。アムネスティは、これを防止するため、最大の努力をするよう欧州の諸機関および各国政府に要請したそうなんですよ。
2006年6月のワールドカップ開催によりドイツには100万人の男性がやってくるそうです。
アムネスティによれば、この男性を対象とするためにドイツ国内に向けて、東欧などから多くの女性が売買され入国するのではないかと言われている。
東欧などの国では3万から6万人もの女性や少女が性的搾取のため売買の対象となるのではないかと、欧州評議会議員総会(PACE)は懸念を表明したそうです。
売春するとは知らずに騙されて海外に送られて、売春を強要されることもあり、東欧諸国に啓蒙活動をするようアムネスティは訴えている。
日本にも、家事労働と言われて入国し、売春を強要されたフィリピンや東南アジアの女性は多くいるという。
ドイツでの動きに会わして日本国内での現状、特に強制的に売春をさせられているケースに目を向けて欲しいものです。
私が最も気にかかるのは
ペドファイルとそれに対応する法律です。
ペドファイルとは幼年者・年少者に対して性的欲望を持つ人のことを指します。
91年に日本人がフィリピンで10歳にも満たない少女と性交渉をし、いえ強姦をしたと言う事件がありました。しかも被害者は1人ではなく30人です。
犯人は捕まりましたが、保釈金ですぐに釈放され日本に帰国し、今も悠々と生活している。
日本ではまだこれに対処しうる法律が確立していません。
国外の事件を日本で裁くことはできないのです。
スウェーデンやドイツでは制定されました。
ドイツでのワールドカップ開催の対策にあわせて、是非成立に向けた動きを加速して頂きたいものです。
*NGOによれば、そのような売春により生まれた父親が日本人の子どもはフィリピンだけでも6万人いるという。
◇アムネスティのニュースリリースの
原文(英語)はココからご覧ください。