La Patata Dolce



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Fairly Educated Conference 2013

2013年7月19日-21日まで、オーストラリアのタスマニア島最大の都市、ホバートにてFairly Educated Conferenceが開催されました。
2009年にシドニー大学ではじまった、フェアトレード活動のプラットフォームであるFairly Educatedは、2011年から毎年、Fairly Educated Conferenceを開催し、グッドプラクティスの共有やフェアトレードの活動家のスキルアップとネットワーキングを行っています。
昨年は、メルボルン大学で、2013年はタスマニア大学が開催しました。(ちなみに、2014年はブリスベン開催とのことです。)
なお、Fairly Educatedに関しては、以前の記事で詳しく書いているので、そちらをご覧ください。

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では、簡単に箇条書きでまとめていきたいと思います。

◎事務局
Fairly Educatedは、無給のボランティアによって、運営がされているグループです。2013年の会議はタスマニア大学で活動するVision Generationという国際協力NGOワールド・ビジョンのユース団体のタスマニア支部のメンバーが中心的に事務局を担っていました。
もちろん、創始者のビクトリアとクリスも関わっていましたが、現地の学生たちの運営はかなりよかったです。
日本では、一カ所固定で会議が毎年行われることが多いですが、各地に活動を広げると言うフェアトレードを始めとした社会運動としては、毎年場所を変えるというのはありだと思います。
*そういえば、模擬国連のオーストラリア会議(AMUNC)も、各都市持ち回りで行われています。
もちろん、学生だけの運営なので、若干、ルーズなところはありましたが、それを上回るホスピタリティーを発揮していました。
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*中心的な役割を担ったローラ

◎目的追求のプログラム
今回の企画で驚いたのは、プログラムの質の高さです。
日本では、フェアトレードの会議と言うと制度の話や、エシカルや現地でのプログラムの話などが外部講師の話としては多いのですが、今回の会議の外部講師はひと味違いました。
・ムーブメントのづくりをしている市民社会の活動家(政治や社会にどう働きかけるのか)
・大学のサステイナビリティ担当の職員
・女性の人権について活動している社会起業家(といっても、バリバリの活動家)
・Social Mediaをつかった情報発信の方法
・戦略の作り方
などなど
フェアトレード活動を社会運動と捉え、社会の仕組みからフェアトレードを実践すると言う彼らのConferenceに対する意識付けを強く感じました。

◎参加者の層の厚さ
参加してびっくりしたことの一つに大学生以外の参加者があります。
NGOで働いている人、高校生、ギャップイヤーの学生、社会人として働きながらフェアトレード活動に従事している人・・・など、さまざまな参加者がいました。
ただ、Fairly Educated自体の理念から考えればそれは当たり前の帰結なのかもしれません。
彼らは、決して、若者や学生だけの活動をしたいと考えている訳ではなく、フェアトレードに関する課題解決のための恊働のプラットフォームとして、Fairly Educatedを立ち上げています。ユースだけ、学生だけという狭い考え方ではなく、問題解決のために人々が集うべきと言う考え方があるように思います。

また、参加者もフェアトレード団体だけでなく、Vision Generationやオックスファム・クラブなど、貧困の解決に取り組む活動をしている学生のグループからも参加が多くあり、社会を変えるためには、より多くの人々が参加し、行動することが必要と言う認識をひしひしと感じました。

◎社会人の参加
Fairly Educated創始者のビクトリアとクリスは、ともに働いており、既に学生ではありません。でも、彼らはこのConferenceのために会社を休み、足を運んでいます。
イベント中、なぜFairly Educatedをつくったのか、その思いや情熱をしっかりと若い学生たちに伝えていました。こうした情熱をしっかりと受け継ぐ機会、長年活動をしているメンバーと新しいメンバーが交流する機会は本当に重要であり、両者によい影響を与えているように感じました。
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ビクトリアとクリスによる戦略に関するワークショップ。なぜキャンパスで啓発をするのかを考える。

◎2015年までに全ての大学をフェアトレード大学にする
Fairly Educatedが現在、取り組んでいることは、2015年までにオーストラリアとニュージーランドにある全ての大学に「フェアトレード大学」宣言をさせること。
そのために、今回のConferenceでも、フェアトレード大学に直近でなった大学の学生メンバーなどからのグッドプラクティスの共有も行われた。
フェアトレードの達成という大目標の中で、主に学生が行う中期目標として、この目標は機能しているように感じたし、また、共通目標にむけた意識の集約にも成功していると感じた。
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トラブルのため、会場を大学からホバート市内のカフェに変え行われた学生によるパネルディスカッション。

◎パートナーシップ
本当に問題を解決するために、キャンペーン(社会への働きかけ)をしているNGOやパートナーとなる大学関係者を呼び、経験や知識、スキル、構造理解などを行うセッションが用意されていました。
また、事務局のがんばりもあり、協賛に関しては非常に多くが集まっていました。
さらには、参加者に配るグッズに関しても、フェアトレードやエシカルなものが多く、さすがだなと思いました。主に協賛を行った、パートナーシップを結んだグループとしては、オックスファム、ワールド・ビジョン、オークツリーなど、オーストラリアを代表する貧困に取り組むグループが名を連ねていました。
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これらのセットにオックスファムのフェアトレード・チョコレートクリームが全参加者に配布された。

◎日本にないもの
オーストラリアでの会議を通じて感じたことは、

大学や政府などに、人々が働きかけるということで制度的に物事を変えるという見方があること
過去の歴史がそうした行動を裏打ちしていること(人々が動けば社会が変わると言う認識があること)
その結果、日本で一般的なフェアトレードの販売を行っているグループは多くなく、大学にフェアトレードを採用するように働きかけているグループが多いこと。
人々が模範とすべき、ロールモデルをオックスファムやオークツリーなどのNGOがキャンペーンとしてしっかりと提供していること。
大学が社会関係資本として、人々をつなぐコミュニティ(オフライン)としての役割を果たし、ムーブメントを生む環境をソーシャルメディア(オンライン)などとともに提供していること。

がありました。

日本においても、オックスファム・ジャパンの提供しているCHANGE InitiativeやPARCの「活動家一丁あがり講座」など、社会に働きかける行動を通じて、社会変革を意図づけるプログラムはありますが、人々の認識として、【自分たちが社会に働きかけて世界を変える】というものは薄く、どちらかといえば、【身の回りのライフスタイルの変化】を目指したり、起業や国連機関などへの就職など【自分ができる範囲での変化】を目指すに留まっているように感じる。
さらに、日本においては、ロールモデルを提供している市民社会が前述のオックスファムや動く→動かす、アムネスティ、反貧困ネットなど、一部に限られ、社会貢献と言えば、【寄付】と【ボランティア】(国際協力も同様)という認識が高いことも大きな課題であると思う。
そして、人々が問題意識を高める機会であるコミュニティも少なく、人と人が出会ってもなかなかそうした社会に対する話をする環境にないことも課題であるように感じる。


ただ、課題は乗り越えられない壁ではなく、働きかけをすることで変化は起こせると私は感じる。


◎最後に
Fairly Educated Conferenceで行われたプログラムの中身については、詳細をここで紹介することもできますが、今回はそれをせずに、Fairly Educatedの運営指針などを紹介した。
小手先の技術よりも、どういう姿勢で社会問題に取り組み、自分たちは活動をするのか、そうした視点を得るひとつのきっかけになれば幸いです。
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by smile-and-happy | 2013-07-24 01:34 | コラム(その他)

Hobart Transit Center

タスマニア滞在で最も困ったこと。
道に迷ったことも困りましたが、そこはオージーのナイスな人々に助けられました。
困ったことは、Hobart Transit Centerが見つからなかったこと。

ホバート空港から市内までは、マイクロバスみたいなバスを運行している会社、Redlineを利用しました。「地球の歩き方」でも、それが紹介されていたので、使うことにしたんですが・・・

▼空港にて
マイクロバスのようなバスを利用していることを記載してなく、また、バス停的なものもないのでかなり迷いました。空港にいるスタッフに聞いてようやく発見。

▼Hobart Transit Center
「地球の歩き方」にはHobart Transit Centerが終点と書いてあったので、のんびりしていると、終点じゃないのに、「ここだよ」と言われ、おろされました。
しかも、「地球の歩き方」にはコリンズ通りにあると書いてあったにもかかわらず、おろされたのはリバプール通り。
ただ後々調べてみると、こちらが本来のHobart Transit Centerとのこと。

ただ、名前でだまされてはいけない。
ただの待合室と受付があるだけの小さい建物です。
看板も小さく、わかりにくいので、ご注意ください。
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by smile-and-happy | 2013-07-24 00:50 | 日常

オーストラリア ホバート The Pickled Frog Backpackers Hostel

休暇でオーストラリアのタスマニア島のホバートに行きました。
そこで、いつも通り宿泊施設のレビューをします。

今回、宿泊したのはホバート市内を(おそらく)東西に通るリバプール通りにあるThe Pickled Frog Backpackers Hostelです。
実は、予約は参加するイベントの事務局がしてくれました。

The Pickled Frog Backpackers Hostel
http://www.thepickledfrog.com

名前にもある通りカエルの置物がありました。


1. アクセスよし
そもそもホバートは町が狭いのでアクセスも何もないのですが、中心街にも徒歩でいけるし、またうるさいこともなく、良いホステルです。

2. トイレはドアが欲しい
2階のトイレのみですが、ドアがありません。
もちろん、個室にはドアがありますが、トイレが4つとシャワーが4つあるスペースにドアがついていないので、少し気になります。なお、このスペースは男女別にです。
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3. 気さくなメンバー、えっドレス?
受付にいるスタッフはみんな気さくです。
ブリスベン出身のお姉さんとは仲良くなり、少しおしゃべりも楽しめました。
これぞオージーって感じの人が多くいます。
最終日の受付スタッフはなぜか赤いセクシーな感じのドレスを着てました・・・笑

4. アットホーム
施設の1階にはビリヤードが二台あります。そこで、くつろぐのもいいですし、キッチンや食堂スペースも充実(セルフ)。中心街にはスーパーもあるので、そこで購入すれば物価の高いオーストラリアでも楽しく生活できるでしょう。

5. ネットは有料
ネットは有料でした。オーストラリアは無料のところってあまり多くない気がします・・・。
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結論としては、施設は綺麗だし、いって間違いはないと思います。
なお、無料で荷物の預かりサービスがありますが、荷物置き場の鍵を渡され、セルフで行う感じです笑

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by smile-and-happy | 2013-07-24 00:45 | 日常

海外になぜいくのか?グローバルな人物とは?

今日はAIESECのSFC委員会のイベントに社会人ファシリテーターとして呼ばれたので、参加してきました。

お題は「なぜ今、海外に行くのか?」。

個人的には、別に海外に行かなくてもいいと思う。
副題的に「グローバルな人物とは何か」を考えるように設定されていたけれども、それに関連して考えると、まずグローバルって何だろうってひとり一人が考えた方がいいと思う。

国内がいとわず言えることは、この世界は自己と他者の二者しかいないと私は思う。
その中で、自分のこと(人によっては自国のことと置き換えられる)をしっかり説明できるように軸をもって、そして、他者の考えやその背景を察し、コミュニケーションをとっていくということが社会で生きていくうえで必要で、海外は国内よりも暗黙の了解が少ない分、そうした能力を磨く機会が多いだけのような気がする。
また、グローバルな人物を目指さない場合であっても、共通することはただ行くだけだったら誰でもお金があればできる。大切なのはそれぞれの目的をしっかり明確にして、なぜ自分が行きたいのかを考え、その目的を最大化できるようにしていくということ。




答えは自分で磨いて、導いてほしいと思った土曜日の午後でした。
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by smile-and-happy | 2013-07-06 23:55 | コラム(その他)

SFCの七夕祭でAIESEC!

慶応義塾大学SFCの七夕祭に行ってきました。
大学祭が目当てではなく、AIESECのイベントにファシリテーターとして招聘を受けたため、行ってきました。
イベント自体はとてもよかったのですが、出店でもAIESECを発見したのでメンバーに許可を取って写真を撮りました。
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AIESECは相変わらず、チラシのクオリティが高い。
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そして、一年生が一生懸命販売をしていました。
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by smile-and-happy | 2013-07-06 23:28 | 日常

本気を出すと粘土でも・・・

今日は午前中に姪っ子と遊びに姉貴の家に行きました。
姪っ子にせがまれて粘土遊びをすることに。

どうせならと、中国人との交流で培った技術を総動員して、粘土で餃子を作ってみることに・・・
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姪っ子はすごく喜んでいました(笑)
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by smile-and-happy | 2013-07-06 23:26 | 日常

ILO若者と雇用についてのプロジェクト

ILO(国際労働機関)が若者と労働に関するプロジェクトを行っています。



毎年、4000万人の若者が労働市場に参画します。
若者がディーセントワークを得られることを成長とよびます。

しかし、2億2800万人が失業していて、そのうち、7500万人の若者が職を探しているのが現状です。
*一部リスニング能力の問題で正しくない部分がある可能性があります。
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by smile-and-happy | 2013-07-05 10:30 | コラム(その他)


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