La Patata Dolce



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熱かったYDP フォーラム

さてさて更新に間があきましたが、YDPのフォーラムに行ってきました。
当初、人数が少ない的な話しを聞いていたので、「なんか顔見知りばっかりなのかな」と思っていたら、・・・若い人が多かった。
若者である自分がこんな言葉を使うのは100光年は早いと思うのですが、今回のフォーラムには若いユースが本当に多く、よい刺激になりました。

以下思ったこと。
対話する空間という仕組みの重要性
→多くのユースが話していたのですが、今回のような場所が周りにないので刺激になったとのことでした。鈴木はこれがコミュニティだと思います。現在社会、特に日本はコミュニティが失われていて、こうゆう場所の存在こそが民主主義や市民社会を根底面から支えるものだと思います。エコリーグのふくしまさんともそんな話しで盛り上がりました。来月にはエコリーグのギャザリングもあるので楽しみです。

情報シェアリングの仕組み
→提案や問題意識、解決策の模索など、過去の議論が参考にされないがために同じ行動をしているのがユースなのかもしれません。なにか過去の情報を可視化する仕組みを作り上げることが必要な気がします。

Sustainability
→参加者に大学の上級生や社会人が少なかったのが本当に残念。多くのボランティアが大学生のときだけのもので、社会人になると続かないという話しを聞きます。継続性こそが重要だと思います。(ただ日程的に今回のフォーラムは社会人にはきつかったかもしれませんが・・・)

アカデミックと活動
→とあるユースが、活動しているユースは勉強をしていなくて、分析や学習が足りてないと話していました。これは確かに言えることで、例えば、フェアトレードをしたいというユースの中で、どれだけの人がなぜフェアトレードが必要なのか、世界システムの構造を理解しているのでしょうか。ただその一方で、もぎこくなどのアカデミックを強化する活動の人々が研究を本職として、行動が出来なくなってしまうというのも事実だと思います。
2007年に行なった薬学生の集いと模擬国連委員会のコラボイベントは一定の成果があったと思います。交流によって、両者に相互啓発が行なえる仕組みが出来上がれば良いと思います。

関心層の無関心
→ある分野の活動にアクティブなユースに限って、他の分野に無関心であったりします。でもそれは、全ての問題に関心をもてるほど人間の心に余裕はないのだと思います。一年、一ヶ月の中で少しだけでも他分野の問題を知る機会を得られる仕組みが出来ればいいなって思います。(これは国際協力だけでなく、国内問題、堅い話しからポップな話しまで・・・)


そんなこんなでフォーラムが終わりましたが、今回は今後もこのスキームで活動を続けると言う意見を多く出て、以前の活動からの進歩を感じました。
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by smile-and-happy | 2009-02-23 13:51 | 日常

感謝の可視化-日本ファンドレイズ協会設立-

昨日は朝、母親の手術ということで病院を訪れ、入室を見届けて、午後から日本ファンドレイズ協会の設立記念イベントでした。
アメリカからAssociation of Fundraising professionalsからボーレット・マエハラさんが来日して講演をしたり、豪華ゲストによるパネルディスカッションなどがありました。
まずボーレット・マエハラさんの圧倒的な存在感にびっくりしましたね。
キーノートスピーチもまずステージから降り、対話形式でクイズを行なっていた。これはアイスブレーキング的な効果があるんだと思う。参加者の集中力がぐっと引き寄せられた。
しかもクイズ内容がファンドレイズのゴールデンルール!だったからもうみんなの目の色が変わる変わる。

その答えというのが・・・
1.お願いをする。
2.感謝を表す
当たり前だけど、これがなかなか出来ないんですよねー。

レクチャーはめもしっぱなしでした。
すごく勉強になった。
全部はかけないので、書かないけど、寄付者の権利の明確化や感謝をいかに可視化して伝えるかなどキーとなる項目がたくさん出てきた。

あ”そうそう鈴木的にはひとつ訂正があります。
今回パネルディスカッションにあしなが育英会の方が来ていたのですが、あしなが育英会は大手企業からの支援は一切受けてなく、基本的に街頭募金ベースだそうです。
以前に鈴木のファンドレイズレクチャーの際に広報効果としての街頭募金とその影響での企業募金を話しましたが、間違いでした。
ただし、原理としては、メディアに街頭募金や昨今のニュースと孤児の関係性のプレスリリースなどで触れてもらい、メディアを通じて、募金を促すという活動はしているそうです。
これは以前、レクチャーで私が説明した社会的認知度と募金の関係にも繋がる部分です。

ファンドレイズ協会は熱気もすごく、参加したみんなの期待値が垣間見れた気がします。
ただ一点、鈴木的に気掛かりだったのは、寄付文化を日本で促進することにフォーカスがあたり、寄付の額をあげるために必要なこと、抵抗要因など分析ベースの提言がなかったこと。
そもそも寄付文化はあるって前提でやっているからなのかなぁ?

最後に、心に残った言葉。
寄付することは、自分よりもパフォーマンスがいいと認め託すこと。
逆に寄付されないということは自己満足であり、社会のニーズに合っていないということ。
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by smile-and-happy | 2009-02-19 03:13 | 日常

チョコレート

昨日は、朝起きて、タコライスを作り、食べ、食器を洗い、久しぶりに御茶の水のNGO『FIDR』のオフィスにボランティアに行きました。
総計3時間強、ひたすら総務業務を行なっていました。
そしたらなんと、お姉様方に悪魔、ではなく、チョコレートを頂きました。しかも高そう・・・
わーい。(素直に喜ぶ)
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親父に半分あげよう☆
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by smile-and-happy | 2009-02-17 02:37 | 記録

新入社員が3年で会社を辞めるわけ

今日はもぎこくの大先輩JPさん主催の『きょうの交流会』に知り合いの開発コンサルの社長を誘い行ってきました。
場所は新橋。ふつーのお店かと思いきや、された中国料理レストランでした。
今回も50名を超える方が参加していて、特に若手の国家公務員(いわゆる一種な方々)がたくさんいました(ほえー)

時間は12時から16時と長かったのでいろんな人とお話し出来ました。
まず知り合いの社長をこれまた前回の交流会で知り合った人々に紹介し、そして単独行動。
個人的に収穫だったのはYouth G8を今年、仕掛けると言う方とお会いしたことでした。
自分が昨年のJapan Youth G8 Summitに関わっていたことを話し、有益な情報交換が出来ました。
その方が提唱していたYouth G8は政党の若手やビジネスマンなど全体を巻き込んで行ないたいと言っていました。そしてそのYouth G8で決まった事項は、帰国後、政府にロビーイングするというフレームにしたいそうです。
どんな関わりになるかわかりませんが、何かしらのカタチで関わっていくことになりそうです。

さて、今回の「交流会」のゲストスピーカーは「新入社員はなぜ三年で辞めるのか」で有名な城繁幸さんでした。
以下、その際のメモを共有します。

今の日本の雇用情勢は50年に一度の転換期

・現状として、日本は以下の2点が存在。
1.年功序列
→不利益変更の制限(法的に賃下げが難しい)
 →これから上がる分を抑制
  →若手社員の給料が上がらない。
   *さらに今後は7割の正社員が一生平社員という社会に・・・
→そう考えると大学にあがるコストへの見返りとしては小さい。
2.終身雇用

・正社員を採らない理由
上記の正社員保護規定(非正規は保護が弱い)
→辞めさせにくい。
2億(一般的な正社員の一生で稼ぐ額)の価値があるかどうかの判断

・離職率の高さ
→年功序列により、若手の稼ぎが高齢社員の基に流れる仕組み。
→しかも昇級の約束はない。
ジェネレーションギャップ
→苦労に見合わない→離職
*TV局は例外
下済みをすれば必ず報われる(ADも数年でディレクターに。)

・非正規雇用
正社員の不利益変更へのメス入れが難しいので、ここで調整。
→これが正社員と非正規の格差を生む原因。
*また新卒と中途の壁にもなっている。

・選択肢
a.従来の日本型経営+調整アクターとしての非正規賃金
b.労働市場の規制緩和(特に正社員の不利益変更)

・提言(日本は労働力が足りないのか?)
昭和型価値観
 労働力とは、若者特に男性を示す。
平成型価値観
 女性の有効利用
→まだまだ総合職で働いている女性は少ない。
 年俸制と職務給
→年齢ではなく、パフォーマンスにあった対価を支払う
*欧米ではマネージャーは仕事が出来ない人が行なうこともある。平社員の方がマネージャーよりも給料が高かったりする企業もある。
*上司が偉いと言う認識は排除すべき。
→→潜在的な労働力の発掘。

この金融危機により既存の価値観への挑戦はしやすくなっている。
今が変更のチャンス。

*ただし、これは案であり、会社によって判断が必要。
(新聞社は年功序列の方がよいだろう・・・記者の成長には時間がかかる。)

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by smile-and-happy | 2009-02-11 23:55 | 記録

平和構築とビジネス-住友化学の巻-

というわけで行ってきました『平和構築とビジネス』研究会@本郷!!
風邪をひいていたのでマスク着用でしっかり聞いてきました。

昨日は、午前中に学習院で国際協力サークルを立ち上げた1年生と会って、そのまま東大に行き、帰宅して、(母が入院しているので)料理を作って今に至ります。
若干、今日の夕食は不運が重なってかなりまずかったのでブルーです。
お好み焼きの素とたこ焼きの素の誤使用が全ての始まりだったのかもしれません。

さてなにはともあれ、『平和構築とビジネス』の報告を簡単にやります。
住友化学と言えば、現在超有名な蚊帳を作って、アフリカの子ども達を少なくとも30万人は救ったと言われている企業です。
その推進者?だった方をお招きしてのイベントでした。
*走り書きです

『昆虫媒介性疾病とオリセットについて』
オリセットは殺虫剤をポリエチレン樹脂に塗り込み、あらっても中から自動的にまた効果が出てくるそうです。

そんなオリセットの開発動機は、もともとバブル経済下の土地の高騰で工場が地方に移った際に、夜間操業をしたところ、蚊がよってきて大変だった。
そこで殺虫剤を練り込んだ網戸をつくった。
またアフリカでは効能が分からず蚊帳が熱いから届けたりあらって効果が落ちていた。
ここにWHOの人が来て、蚊帳の提案をしたそうです。

そもそもマラリアなどのベクターは古来からあり、ナポレオン戦争でシベリアの多くの兵士を殺したのもその一種と言われている。
また『ねむり病』を媒介するツェツェバエは、感染を拡大させ、人々に脱力感や眠気を引き起こす。また家畜はこのツェツェバエの病原菌で死んでいる。
→ツェツェバエの根絶はアフリカの自給率向上に繋がると言われている。

また蚊帳は抵抗力の強いハエを生き残らせ、結局残ったハエが生殖をし、蚊帳が効かなくなる。なのでまた新しい薬品を練り込むの追いかけっこ。
ただこの周期を遅らせることは出来る。

蚊帳の配布方法は国によって異なる。
クリニックにおき、健康手帳に印をつけて無償配布をする場合もあれば、他の配給と一緒に配ったり、クーポンを渡したり。
ちなみに値段は5ドル以下。

蚊帳の特異性はビジネスとしてつくったものがWHOに有用性を認められ、ユニセフが一括購入するというスキームが出来た。
また効果を数字で簡単に出す事が出来た。

ユッスンドゥールもライブで協力するなど様々な連携が見られる。
また工場もナイジェリアやタンザニアにあり、現地での生産も行なえている。

オリセットの導入により、病人の減少により、医療費用の削減、労働力の確保、結果、貧困に対しての絶対的な促進要因となる。
こうした個々の人間の安全保障は着目に値する。

今後はNGOなどとの連携、特にリサイクルのシステムをどう構築するかがキーである。

なおきっかけは、ライフワークとしてベクターコントロールがあり、初めから子どもを救いたいと思った事はない。

最後にその方から以下のお言葉を頂きました。
チャリティーではないが、CSR的側面を強く持つビジネス

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by smile-and-happy | 2009-02-11 01:12 | 記録

「援助以外の解決策を求めて」スリランカ スタディーツアー 

前回の投稿ではなしていた続きです。
結局は「援助」はない方がいい。
外部介入ではなく、内部にマネージメント出来る仕組みがあった方が開発は進むと思います。
海外ボランティアも、精神的に「見放されていない」という認識を現地の人に与えることが目的ならばいいと思うけれども、目的が現地の発展であれば、ボランティアとしては行かない方がいい。特にスキルのない学生の場合は。
学生に出来る一つのカタチとしては、観光で外貨を落とす。スタディツア−で行って、お土産を買って外貨を落とす。エコツーリズムで外貨を落とす。などなど。

その一方で、近年注目を浴びているのが社会起業家フェアトレード
でも実際に海外で行なわれている社会企業的ビジネスやフェアトレードの現場を見に行くことは少ないし、行けたとしてもシロウトだけだと学習効果が低い。

そんなことを考えていた矢先。
知り合いの開発コンサルの社長がスタディツアーを企画するというので、その企画MTGに呼ばれました。
それで上記の内容をつらつらと話したら、それで企画を作ってみるべと言うことに・・・(笑)

場所はスリランカ、時期は3月下旬、最低動向人数6名。
しかも・・・そのコンサルの方も一緒に同行し、随時、レクチャー込み!
*詳しくは下部をご覧下さい。
*今度の鈴木主催パーティにその方も呼ぶ予定です。
*このスタディツアー参加を少しでも興味持ったら連絡頂ければ詳細情報お送りします。(友人限定で。)

その会社はCSR(企業の社会的責任)も手がけているし、他にも面白い話しが聞けると思います。

追記
ちなみにこの社長、春からまた新しく会社を設立して、その事業としてスタディツアーやビジネスツアーを持っていきたいそうです。

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by smile-and-happy | 2009-02-10 19:25 | お知らせ

アフリカにおける内戦の再考(5-終)

ここでは、以下のコンテンツが含まれています。
5. 仮説
6. 分析
7. 結びにかえて
参考文献

*メモ*

卒業レポートの内容をアップしています。
時間がないなか書いたものなので分析は精細を欠いています。
なのでここはもうちょっとこうした方がいいとかそういうアドバイスを頂けると卒業後も継続研究する際に参考になります。
なお脚注と資料は省略しました。
分割してアップしています。

本文はコチラから
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by smile-and-happy | 2009-02-09 03:37 | コラム(政治)

アフリカにおける内戦の再考(目次-4)

さっそく卒業レポートの内容をアップしてみる。
ただ時間がないなか書いたものなので分析は精細を欠いています。
なのでここはもうちょっとこうした方がいいとかそういうアドバイスを頂けると卒業後も継続研究する際に参考になります。
なお脚注と資料は省略しました。
多すぎるので分割してアップします。

本文はコチラから
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by smile-and-happy | 2009-02-09 03:33 | コラム(政治)

Hunger Free World 食料への権利プログラムニ日目

大分、投稿に合間が空きました。
卒業レポートの執筆と提出で死んでました><
ならHunger Free World 食料への権利プログラム行くな、という話しですが・・・(笑)
さっそく第二日目に関してまとめを書きます。

2日目は国連システムにおける人権人権システムはどのようになっているのか、昨今話題のExternal Obligationに関して、そして日本国内ではどのような問題があるかを前日からのFIANのイイファンさん、そして農業ジャーナリストの大野さんを迎えて行ないました。

国連人権システム
国連人権システムは二種類あり、

1.国連における人権フォーラム(Charter Based Body)
→人権理事会の普遍的定期審査
→特別手続き(特別報告間、エキスパート)
→作業委員会
→ICC、ICJ、事務局下の国連高等人権弁務官事務所
*拘束力は弱いが、全体的に普遍性がある。

2.国際人権条約体(Treaty Based Body)
→人権委員会(HRC)
→社会権規約委員会
→拷問禁止委員会(CAT)
→女性差別撤廃委員会(CEDAW)
→子どもの権利委員会(CRC)
→移民の権利保護委員会(CMW)
→人種差別撤廃委員会(CERD)
*条約内容にもよるが、締結国に拘束力をもった措置が出来る。

がある。

人権理事会
・2006年6月に新設
・国連人権委員会を改組、強化。
・全加盟国に被選挙資格
・選挙方法は総会において全加盟国の絶対過半数(96票以上)により直接的に、個別に選出
・任期は三年であり、連続三選は不可
・理事国には最高水準の人権状況が求められる
・重大な人権侵害を行なった場合、理事国資格が停止

国連人権高等弁務官事務所
・本部はジュネーブ
・世界各国における人権の保護と啓蒙が目的
・人権理事会、各種条約委員会の事務局として活動
・現在の高等弁務官はLouise Arbor

国連人権システムのメカニズム
1.選択議定書
自由権規約に付随する議定書であり、締結国がオプションとして参加出来る
規約に違反があった場合、個人が通報出来る(個人通報制度)
*超画期的。
個人による通報があった場合、審議の後、加盟国に勧告が出される。
*なお社会権規約に関する個人通報制度を含めた、議定書の締約に向けた動きが進んでいる。

2.政府報告書とパラレルレポート
条約に批准した国家は5年に一度、各国政府が報告書を提出。
*国によって質は異なる。また報告書作成時に市民社会と恊働する国家もある。
またNGOはパラレルレポートという、レポートを国連に提出出来る。
これにより、政府の報告に対する監視と市民の立場からの訴えが出来る。
*なおこのNGOというのはECOSOC(経社理)のNGO資格がなくても可能だが、一般的にその国のNGOの連合体として提出される。

3.特別手続き
迅速に問題に対応することができる。
・特別報告官
→18名いる。ビルマの特別報告官のガンバリ氏は有名。
*NGOと協力する事が多い。
・独立専門家(エキスパート)

*「食料への権利」特別報告官
Oliver de Schutter
・食料への権利に対する全ての情報収集
・権利達成のためにFAOや政府、NGOとの協力
・問題発見

4.普遍的定期的審査(Universal Periodic Review)
2006年の国連人権機構改革で新設。
対象は全加盟国
審査基準は各種条約、世界人権宣言、国連憲章
審査の基礎は政府報告書、NGO情報、国連文書
流れ:審査担当の三か国の代表による質問、作業部会の審査、作業部会の報告、結論の採択


External Obligation
『グローバル化した世界では、人権に対する非グローバルなアプローチは実行可能ではない』(Sigrun Skogly, Lancaster University)

この概念は簡単に言えば、国家の義務として国内に対する責任と同じく、国外に対してもその延長線上で義務はないのか、また国際機関(や場合によっては企業)にも同様に責任はないのかという議論。
*CSRやグローバルコンパクトもこうした流れ。
現在、議論が進んでいる分野である。

External Obligationには、
「国家の外部義務」と「国際義務」がある。
前者は国家が行なった措置により外国のおいて発生した人権侵害に対する義務。
後者は国際機関や会議などにおいて、協定などを交渉する場合の国家としての役割に対する規範的、道徳的な義務。(協定の結果が人権侵害になってはいけない。)

さらにResponsibilities of International Organizations という概念も登場している。
国際機関という半独立な機能。
こうした場合、義務ではなく当事者としての関与レベルが低い、責任となる。


任意ガイドライン
1996年、国連世界サミットで「食料への権利」が認識される。
その五年後会合では「食料を得る権利の着実な推進のための任意ガイドライン」の作成を決定。(OECD国内で参加は二カ国のみ。)
2004年FAOの理事会により全会一致で採択される。
・法的拘束力はない
→FAOの意思決定制度として加盟国の内政不干渉が強く意識されており、ガイドラインの中身も細心の注意が払われている。

ガイドライン作成時の論点
a.国際責任
→国際協力は必要という落としどころ。
b.自然災害としての飢餓
→食料援助は政治的、経済的なツールとしてはならない。
c.人権擁護者の保護
→優先されるべき。
*まだ日本語には翻訳されていない。


日本における飢餓
日本の農家は荒れてきている。
米の価格が下がってきており、食っていけない(米価格は10年で半分以下に)
農民からの土地の切り離しが行なわれている。

「世界から飢餓と貧困をなくす」と謳うゼンショーでは、労働基準法を無視し、店長(雇われ店長)に過重労働を貸す。
*店長であるため残業代の支給なし。

貧困化する社会では食料関連と介護関連に圧力がかかり、給料がかなり低くなっている。
→貧困のしわ寄せ。
さらに限界が来れば中国に貧困の輸出をする。
*中国では日系企業との合弁会社が労働者の買い叩きを行なっている。
そしてその中国は、さらに賃金の安いアフリカで同じことを・・・
*食料への権利侵害は日本でも行なわれている。
*GATT、WTOでは公共サービスまでも自由化の並が押し寄せ、貧困は膨らむ一方である。


感想
今回のプログラムを通じて、『食料への権利の概念』『法を用いた政府へのアプローチ方法』『現行システム』『現状』と学んだ。
これはRights Based Approachを行なうえで、どのような規範を用いて政府に訴えるかを学ぶことであった。
感情に任せた訴えも重要であるが、如何にして自己の意見に正当性、特に相手が認めている分野からの接ぎ木としての戦略を練るかが重要であり、相手も認めたものには否定をし難いのであろう。
あとFIANは絶対的に「食料への権利」を推進する団体で、他の人権を推進する団体ではないことが分かった。確かに人権の裾野は広がっていて、全ての分野に手をつけることは難しいのだろう。何にプライオリティをおくのか、それは戦略。
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by smile-and-happy | 2009-02-09 03:00 | 日常

Hunger Free World 食料への権利プログラム一日目

今日はHunger Free Worldの食料への権利プログラムの一日目を受けてきました。
朝早くてつらかったですが、無料でした☆

*メモ
食料・・・食べ物一般
食糧・・・穀物を指す事が多い。
飢餓・・・社会内部に組み込まれた欠乏の状態(メディアには取り上げられにくい。)
飢饉・・・外的なアクションの結果もたらされる欠乏(センセーショナルな事が多い。)

今日はドイツの人権NGOのFIANから講師の方に来て頂き、いろいろお話をお聞きしました。かなり勉強になりました。
そして知ったかぶりをしていて、人権NGOが実際にどんな活動をしているのかはいまいち把握していなかったんだなぁと思いました。

まず食料への権利、The Right to foodは近年のRights Based Approach の流れで国連の委員会で出されたGeneral Commentで出された概念です。
そもそもは世界人権宣言や国際人権規約A規約などにも内容としては盛り込まれているものです。
*Right Based Approachに関してはレクチャーでは言及していなかったのですが、鈴木が個人的に聞いた際にはそうだと言っていました。

The Right to Food ではSustainability(持続可能性), Accessibility(物理的経済的にアクセス出来ること), availability(入手可能性)そしてAdequacy(十分であること)
の4つの項目から見て判断するもの。
ただし数値的な定義はなく、それらは個々の人間及びグループに依拠する。
*なので個人が不十分と考えれば、それは不十分なのだ。

またThe Right to foodは国家の義務として、
1.食料への権利の尊重(Respect)
2.食料への権利の保護(Protect)
3.食料への権利の充足(fulfill)
がある。
尊重は国家が行為主体として個々人の食料へのアクセスを尊重するべき事であり、仮に住民の食料へのアクセスを強制排除した場合、それは尊重の不履行となる。
保護の場合は行為主体が政府ではない第三者であり、そこから個々人を守る義務である。
最後に充足は食料への権利がない場合、それを得られるように措置を講ずる事である。

なおやはり条約に締結していなければ、そもそも義務はない。

そこで私は以下の質問をしました。
『締結国Aが先進国で、締結国Bが途上国で、かつBが自助努力で食料への権利に関する義務を果たせない時はBが国際的な支援を求めるのは義務か。』
これに対して、国際人権規約A規約には国際協力に関する項目があり、また3の充足ということを考えれば、援助を求めるという活動をすることは義務だと言える。
また先進国もそうした状況の国家(締約国)には支援をすべきであり、それはODA0.7%規定にもあらわれているそうだ。
続いて『先進国で締結国Aは未締約国で飢餓国Bを支援する義務はあるのか』という問いには、法的義務としてはなく、またBが締結していなければこれを根拠に援助も求められないとのこと。

続いて食料への権利に関する国際的なコンセンサスはあるのかという問いには各国は既に認めている概念であるとの事。
またThe Right to waterにも通じる、Fundamental Right なのか、Basic Human Needなのかと言う点に関しては、きっぱりとFundamental Rightだと断言されていました。

その後、ケーススタディを行ない、その中でかなり印象的だった事は、FIANの目的として、食料への権利の達成に完全に限定している事でした。
それは、食料への権利が確保さえすれば、土地の立ち退きがあっても、代替地と食料へのアクセスがあればそれは(食料への権利としては)問題ないというスタンスでした。
問題の明確化をしていて、とてもスマートだと思いました。

ただし、こうした考え方は、物質的な価値観に依拠し過ぎて、精神的な価値観への配慮が少し足りない気もしました。

プログラム一日目で感じた事はエンパワーメントの重要性と、との上で法的枠組みは有効利用出来る余地が大いにあるという事。
やはり法の支配は偉大だと思ったし、そうした環境を構築して行く事が重要なんだと思う。

追伸
参加者の方の質問の中に『現地の人の意向が誤っている場合はどうするか?』というものがありました。
何があっていて、何が間違っているか。開発の場合、その方向性は何か。この問いの答えはないような気がします。その質問の中に先進国の価値の押しつけを垣間見たような気がしました。

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by smile-and-happy | 2009-02-03 23:50 | 日常


スズキのブログ(日本語)だよ。個人のブログです。英語版はリンクからたどってくださいね。

by smile-and-happy
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