オーストラリアで最大規模の若者による国際協力を行っているグループであるVGen。
ワールド・ビジョン オーストラリアをサポートする若者のグループだ。
以前の記事でも紹介したように、VGenは非常に活発に活動をしていて、援助増額を訴える一斉行動などをオーストラリアで数年前に企画していた。
youtubeで偶然、その関係の動画を見つけたので、こちらで紹介したい。
https://www.youtube.com/watch?v=RL0a45wHgSU
海外援助に関して、オーストラリアの6つの州の州都で多くの人々を巻き込んで、外部に発信する活動が行われていること、そして、NGOの職員でもない彼らが、政策的なメッセージ(2015年までの援助額を国民総所得の0.5%にあげること)についてもしっかりと意見を言えていること、これってすごいと思う。
もちろん、その背景として、若者に対してNGOや市民社会がしっかりと啓発をしているということもあるのだろう。いつまでたっても「かわいそうな人々を救う」だけでなく、そのために必要な手段としてのアプローチと政策メッセージを伝えることは重要であり、こうした機会が身近にあることは、18歳選挙を前に議論に上がっている社会への主体性を育む上でも必要なことだと思う。
日本では、近年SEALDsの若者たちが注目されていて、ようやく、若者も政策的なメッセージを聞いてもらえる環境が整ってきた。若者も社会の一員として、思いを発信できる、そんな社会になっていってほしい。
はじめは少数の人々による行動であっても、その行動が持続し、そして、小さいながらも勝利を勝ちえて、それを社会で認識していくことで、人々の行動の選択肢にあがるんだと思う。
だからこそ、私たちは活動するうえで勝つための戦略を常に考えていかなければならないと思う。