La Patata Dolce



ICTと若者の社会参画

アメリカ大使館とYouth CreateがICTと若者の社会参画をテーマに「若者の一歩が時代を創る」と題してイベントをするというのでアメリカンセンター東京まで行きました。
今回は、アメリカでジェネレーション18という組織を立ち上げ、アメリカの若者の投票率上昇を目的とした活動を行い、2万5000人の有権者登録につなげたデービッド・バースティーンを招き、Youth Createの原田謙介さんの司会で話は進んだ。

今回の投稿では、トークライブの要旨とともに、私の見解を添えていきたい。

【要旨】
デービッドは、自身のパーソナルストーリーの紹介から話を始めた。パーソナルストーリーから話を始める手法は聞き手を入り込ませる上でとても重要であり、また、話し手と聞き手の距離を縮める良い方法でもある。
2004年の大統領選挙の際に、若者の投票率が低いことに驚きショックを受けたそうだ。この時彼は13歳で、問題の大きさと自身のできることで悩み、それでも何かできることはあると考え、若者の投票率がなぜ低いのかを明らかにしたいとビデオカメラを購入し、議員にインタビューに行き、それをまとめて映画を作ることしたそうです。
最終的に、100人以上の議員にインタビューができ(最初は年齢を隠してアポイントメントをとったそうで、また、なぜ議員になったのかなど思いを聞くこともしたそうです)、2008年の大統領選挙前の公開することができたそうです。また、若者の投票を訴える活動には、芸能人や報道機関など様々な人の協力を得ることができたそうです。
彼が終始強調していたことは、10年、20年前とは異なり、今は情報を発信することができること、政治によって私たちの生活に関わる重要なことが決められていること、私たちは社会を変えて行くことができることであり、思いを対話して行くことの重要性を示していました。
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【私見】
2004年の大統領選挙といえば、怪しい開票結果により民主党候補のジョン・ケリーを降して、ブッシュが2選目を勝ち取った選挙である。アメリカ人の友人で、アクティビストの仲間によれば、あの選挙結果は最悪だったが、それを機会として多くの若者が政治に関心を持つようになったと語っていた。
当時13歳で選挙権を持っていないデービッドはおそらく、非常に歯がゆい思いをしたのだろうし、その思いが活動の原動力になったのではないかと推測される。

彼の発言に関しては概ね賛同したが、彼の方法をそのまま日本に輸入すれば日本でも社会変革が起こるのかといえばそれは違うだろう。デービッドを行動に向かわせた環境が何か、デービッドが行動した時、デービッドを支えた人々の存在の有無、社会で共有されている一人ひとりのパワーと民主主義に対する認識の違いはないか、そうした点をしっかり見て行く必要がある。

質疑応答の際に、幸運にも指名を受けたので、以下の質問を行った。以下要約する。

"日米の若者に「君は社会を変えられると思うか」と尋ねるとアメリカの若者は「そうだ」と答えるし、他者、社会に対する働きかけやムーブメントをつくろうとする。そこには公民権運動やウーマンリブなど社会を自分たちで変え、作ってきたという認識があるように思える。仕事の関係で日本各地でワークショップを行った時に同じ質問をしても、変えられると答える若者は少ない。また、変えられると答えたとしても、その変化は自分の身の回りの変化であり、他者への働きかけやムーブメントが含まれることは少ない。あるいは、社会は変えられる、でもそれは今じゃなく、近い将来だったり、企業をして変えるなど、今の若者として変えられるという認識は少ない。これは歴史的な背景があるように考えている。質問は、自分が社会を変えられると認識する、つまり、若者をエンパワーメントするために情報以外で必要だと思うことはあるか?あるのであれば、それはなにか?"
というものだった。
私としては自分なりに答えがあったがアメリカで活動してきた彼の回答を聞きたいと思った。

彼の回答をまとめると以下のようになる。
"サクセスストーリーが必要。
それはシンプルな行動であって、自分が行動することで変わるという経験が必要。
たとえそれは、ハードルが小さかったとしても、自分が自信を持つことが大切。
そして、その活動は、楽しく、魅力的で、真面目すぎずポップであることも重要。
場合によっては、最終目標をあえてかかげずに、シンプルな活動をひたすら繰り返し、行動から目標を手繰り寄せることもあるだろう。"

また、彼は情報に含められるものとして、関節的であったが以下のものがあるとしていた。
"分析、対象者との関係性、共感"

しっかりとした現状認識を促す情報発信が存在し、その事柄が聞き手なぜ重要なのかが認識され、その解決に対する情熱や問題意識がわかってもらえることが重要なんだろう。これも完全に同意ができる。

最初の質問の回答にかんしては、私は成功体験、つまり、若者が自分の行動によって大きな変化を成し遂げたという経験をし、それが世代で共有されることが重要だと考えてきた。彼のサクセスストーリーもまさにそれに当たると思う。日本の場合は、過去の社会変革を社会全体で人々の力によって変わったものだという認識が強くなく、アメリカのようにはいかないこともあるだろう。ただ、それは不可能なことではなく、しっかりと一つ一つの活動を行い、協力して経験を積み重ねていけば達成できることだと考える。
彼の発言の中で、特に、最後のシンプルな活動の繰り返しを先に持ってくるというのは、なるほどと納得をした。

仕組みだけを取り入れてもダメで、メンタリティや認識を変えないと行けないという思いを強くした。

今回のトークライブでは、自分の見方についてある程度、デービッドが近い見方をしていたので元気付けられた。これからの自分の活動に学びを組み込み、社会変革を引き起こす仕組みをしっかりと作っていきたい。
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by smile-and-happy | 2013-09-20 22:28 | コラム(政治)
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