今度の「武器と市民社会」研究会セミナーのテーマは「武器輸出三原則は緩和すべきか?」です。
とてもマニアックな雰囲気を出していますが、それはひとまずおいて、今日は視野についてのお話。
前回の「武器と市民社会」研究会セミナーのテーマは「クラスター爆弾」でした。
その際は、安全保障の面、人道性の面の両面から意見が出され、とても白熱した議論となりました。
よくNGOが主催するセミナーは一方の側面からの、たとえば、倫理や人道などを軸にしたセミナーが多いのですが、こうして、様々な視点が介在し、イベント自体が思考を誘導させない企画は個人的には好きです。
参加者としては、イベント後に「もやもや」が残るよりも、明確な答えが手に入ったほうが楽なのかもしれませんが、やはり様々な情報にふれ、「もやもや」した中で、考え、自分の中で答えを見出していただきたいものです。
------------------------------------------------------------------------------------
「武器と市民社会」研究会セミナー第三回
武器輸出三原則は緩和すべきか?
徹底討論:佐藤丙午・田中伸昌・青井未帆・杉原浩司
【日時】2010年8月5日(木) 19:00~21:15(18:30開場)
【場所】拓殖大学文京キャンパスC館4階C-404教室
【住所】〒112-8585東京都文京区小日向3-4-14
【地図】アクセスhttp://www.takushoku-u.ac.jp/map/acc_b.html
(東京メトロ丸の内線茗荷谷駅下車徒歩3分)
キャンパス内マップhttp://www.takushoku-u.ac.jp/map/map_b.html
【主催】「武器と市民社会」研究会/拓殖大学海外事情研究所
【後援】特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン
【登壇者】
報告・討論
佐藤丙午(拓殖大学海外事情研究所 教授)
田中伸昌(日本戦略研究フォーラム 政策提言委員)
青井未帆(成城大学法学部 准教授)
杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)
司会
森山隆(新聞記者)
【概要】
●1967年に日本政府は、武器輸出三原則を発表しました。この三原則で
は、共産圏の国に対する武器輸出、国連決議で武器輸出が禁止されてい
る国に対する武器輸出、国際紛争の当事国(紛争の恐れのある国を含む)
への武器輸出が禁止されました。その後1976年には、「三原則対象地域
以外の地域については、「武器」の輸出を慎む」との政府統一見解が公
表されました。
●その一方で、政府は、1983年に対米武器技術供与に踏み切ったことを
皮切りとして、一部の案件については三原則の例外とすることを決定し
ています。
●この三原則には賛否両論があります。平和国家という日本のイメージ
に貢献していることが評価される一方で、国内開発武器の価格高騰や防
衛産業の国際的な競争力の低下なども指摘されています。武器輸出三原
則は、これまでの日本にとってどのような役割を果たしてきたのでしょ
うか?日本は三原則を維持すべきなのでしょうか、それとも、ある程度
緩和すべきなのでしょうか?今回のセミナーでは、これらの問いについ
て、徹底討論します。
【参加方法】
-事前登録制
8月4日(水)迄に、下記の「武器と市民社会」研究会事務局担当宛に、
Eメールでお申込ください
-事務局担当:夏木碧 (オックスファム・ジャパン)
メールアドレス:aacs_seminar@oxfam.jp
-メールの件名を「武器と市民社会セミナー参加申込」とし、メール本
文に①お名前、②ご所属、③返信用メールアドレスをご記入のうえ、送
信ください
-参加費:無料
-お問い合わせ先
上記事務局担当にメールでお問い合わせください。メールでのお問い合
わせが困難な場合は、オックスファム・ジャパン事務所まで(03‐3834
‐1556)お電話いただけましたら、担当者より折り返し連絡をいたします。
【登壇者紹介など、詳しくは研究会ブログをご覧ください】
http://aacs.blog44.fc2.com/blog-entry-37.html
-------------------------------------------------------------------------------